僕たち野球部は目標として「夏の大会でベスト8以上に残り、前チームの結果を越える」ことを掲げています。それを達成するために、高い意識をもって日々練習に取り組んでいます。
練習時間が限られている中、大会で勝ち抜いていくために大切にしていることは、考えることです。試合で良いプレーをするにはどのような練習をしたらよいのか、一人一人が考え工夫をして取り組んでいます。そのため各練習後にミーテイングを行い、反省や仲間へのアドバイスや練習内容の改善点などを話し合うようにしています。
また、自分の考えを先生や仲間と共有するものとして、伝統である部員ノートを使っています。この部員ノートは、一冊のノートを毎日一人ずつ順番に書いていくものです。練習内容や各自の目標、また悩んでいることや意識していること、最近のうれしかった出来事などを書いて先生に提出し、コメントをもらいます。このノートを通じて仲間がどのようなことを考えて練習しているかを知ることができ、より一層グラウンドでのコミュニケーションを深めることができます。このノートは現在200冊を超えました。歴代の先輩方のノートも残されており、ノートを通して先輩方の熱い思いを受け継ぎ、次の代へと伝えることも大切な役割だと考えています。
さらに、体づくりにも重点を置いています。栄養士の方に来ていただき、自分の体重や体脂肪率、筋肉量などを測定し、体づくりの具体的な目標を立てています。その目標を達成するために栄養学について学び、怪我のない丈夫な体を作り、自信をもって堂々とプレーができるように取り組んでいます。
その他にも、体の使い方を学ぶためにトレーナーの方に指導してもらったり、地域の病院からメディカルサポーターの方に来ていただき体のケアをしてもらったりしています。
このように、効率を求め意識を高くして練習をしていますが、それができるのも多くの方々の支えがあるからこそです。その方々への感謝を忘れず、恵まれた環境で仲間と共に野球ができることに喜びを感じながら、目標に向かって頑張ります。
今後ともご支援のほど、よろしくお願いします。(令和4年度校誌「豊西)より)